未読

梅雨の季節は開けていないのに

晴天の日が続く

まぁ、曇天だったり。

紫陽花が元気なく雨を待つ。

 

1日1日耐え抜いて

1ヶ月が過ぎ

もう諦めて、

しっかりと生きていこうと

1日1日、日を重ねて

大丈夫という

自信の重みになりかけた頃

気付かぬうちにlineが来ていた。

嬉しかった

でも、すぐには見る事が出来なかった。

勿体ない気持ちでいっぱいだったのだが、

それが

もしかしたら、思い違いで

決定的な

もっと恐ろしい事が書かれているのではないかと

段々に怖くなって

いまだに読めずにいる。

 

既読のつかないlineに

か彼は何と思っているのか。

その後lineは来ない。

と言う事は、

やはり終わったということが

書かれていたのだろうか。

 

夏の空がいつもにも増して

眩しく感じた。

どこまでも続く空

昨夜の豪雨からは

想像もできない

夏の陽射し

夏の空

 

青空に、

白い雲がぽかりぽかりと

どこまでも、どこまでも

視界の限り浮かんでいると、

遠くの地にも

この空が続いている事を実感して

時に切ない感情を

湧かせてくる。

 

その地は

雨かも知れないのに、

一面の鉛色かも知れないのに。

 

それほど離れた土地に

暮らしている人を

思いあぐね、涙が零れるのです。

空の高いところ

空の低いところに

灰色の雨雲が残っていて、

その雲の切れ間から

空のずっと高いところに

真っ白な積乱雲が

夏の太陽を受けて光っている

そんな空に出会えたとき、

なんだかとってもときめきを感じます。

 

空の高さを感じるのは、

秋のぬけるような青空だけではない

どこまでも高く

私の知らない世界が

現実に積乱雲によって

立体的に見えるのが

なぜだか、とても感銘をうけるのです。

今年の後半がスタートしました。

前半は気持ちのブレが大きくて、

自分でもコントロールできなかったけれど、

後半は、じっくりと自分に向き合うようにしよう。

気持ちが高ぶったときには、

空を見上げることを

一旦、力を抜くことを

心に留めておこう。

器の大きい人間に少しずつ近づきたい。

空を観ながらそう思った日でした。

蒸し暑い日

今年も半分終わります。

ついこの間新年を迎えたような気がするのに、

6ヶ月も過ぎたなんて…。

地球は休まず181回転したし、

太陽の周りを半分進んだ!!

季節も変わって、

大昔からの営み、神秘的だわ。

なんて、規則正しく、整然と、

線路も道もないのに、ただただ静かに

摂理に沿って動き続ける。

 

そう言えば、1ヶ月が過ぎた…

もう忘れよう、そうするしかない。

案外平気なのかも知れない。

ただただ静かに、淡々と

心乱れぬように、乱されぬように。

 

 

薄明光線

雲の切れ間から太陽の光が漏れて、

その光が柱やカーテンのように

地上に降りそそいで見えること、ありますよね。

ハッとするほど美しい景色だったりします。

 

それが「薄明光線」(はくめいこうせん)。

 

その現象に、名前があるなんて、

今日まで知りませんでした。

検索をかけると、

実に美しい写真の数々…。

私もいつか載せたいと思いました。

 

別名、天使のはしご、天使の階段、レンブラント光線

 

文豪宮沢賢治は、光のパイプオルガン と表現していたそうです。

たしかに、たくさん並んだパイプにも見えます。

どの物語に出てくるのか、とても気になります。